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ブラックイルミネーションの取り組みから

 昨年(2006年)の12月22日、生長の家愛知教区青年会では、午後8時から10時まで家の明かりをすべて消す「ブラックイルミネーション」という取り組みがなされました。

 その中心となって活動している内田千里さんの家にお邪魔しました。内田さん一家は、夫・寛史さんと、中1・雅史君、小5・いくみさん、小3・みのりさん、小2・貴史君の6人家族。

 ふだんから、省エネや生ごみによる堆肥作り、スーパーのレジ袋を使わない「マイバッグ」、割り箸を使わない「マイ箸」、雨水タンクの設置、不要なものはもらわない(飲食店でもらう景品など)、テレビは見る番組を決める、少しずつノーミート(肉食を減らす)、夏に日を遮るツタ性の植物を植える「緑のカーテン」など、環境にやさしいエコライフを家族ぐるみで実践しています。

 居間には長男・雅史君が作った内田家の環境スローガン「環境のあいうえお」がお出迎え。そして、この夜は午後8時には、家の電気がすべて消されました。この日は、愛知教区青年会の平和環境推進部長の下岡晋さんと妻の恵さん、長男・翔君(4つ)、次男・滉ちゃん(2つ)も参加し、ろうそくを灯して、内田家の次女・みのりさんがみんなに、クリスマスの童話を3冊も読んで聞かせてくれました。いつもと違った雰囲気の中で、子供たちも静かに聞き入り、その後はみんなでろうそくを灯してゆず湯に入りました。

 ブラックイルミネーションは、もともと環境省の呼びかけで2003年にはじまったもので、昨年も6月17日から21日(夏至)の5日間、「CO2(二酸化炭素)削減/ライトダウンキャンペーン」が実施されました。特に、6月18日(日)の夜は 「ブラックイルミネーション2006」と題し、20時~22時まで、電気を一斉に消すことが全国に呼びかけられました。これには多くの公共機関や企業が参加し、東京タワーをはじめ多くのビルなどで照明が消されました。

 昨年(2006年)の参加施設は3万9845ヵ所(申告数)で、これによる削減電力量は81万2508キロワット時(申告に基づく)で、CO2排出削減量は306~542トン、52~92世帯の年間電力使用量に相当します。もちろん、これは日本全体の排出量に比べるとごくわずかに過ぎません。しかし、このような運動がきっかけで、多くの人が省エネや環境問題について考え、行動するきっかけとなることが期待されます。

まずは出来ることから

 CO2などの温室効果ガスの排出は今後ますます増大すると予想されます。このままでは100年後には地球の平均気温が4度程度上昇し、海面上昇や乾燥化、台風被害の増大や熱帯性感染症の蔓延など、悪夢のような事態が起こる可能性が高いのです。私たちの次の世代のためにも、今取り組みを始めないと取り返しのつかないことになるのです。

 先進国の温室効果ガスの削減義務を定めた京都議定書によって、日本は2008~2012年までに6%削減(1990年比)しなければなりません。しかし、平成17年度のCO2排出量は90年に比べて8.1%も増加しているのです。

 日本人は一人あたり、1年間に約10 のCO2を排出しています。その内訳は、産業部門38%、運輸部門21%、業務部門16%、家庭部門13%、エネルギー転換部門7%などです。このなかで、産業部門では省エネが進み、排出量は減少していますが、家庭部門は37%も増加(90年比)しており、今後は家庭での二酸化炭素排出を抑えることが重要なのです。

 今回のブラックイルミネーションの取り組みでは、愛知教区青年会の多くの世帯が参加しました。このほかにも、レジ袋削減やマイ箸、行事の弁当箱には生分解性のものを使用するなどの取り組みを進めています。昨年(2006年)10月25日に開催された同青年会の教区大会では「地球とわたし、喜びに生きている~考えよう。今わたしにできること」と題し、さまざまな取り組みが報告され、環境ビンゴ大会が行われるなど、楽しみながら環境に対する意識が高まってきています。

 電気を消してろうそくの明かりを体験してみることは、単なる省エネ効果にとどまらず、現代の豊かな生活に感謝する機会にもなります。特に子供たちにとっては、電気がある生活に慣れきってしまった分だけ、ろうそくの光が新鮮に思えるでしょう。筆者が子供の頃(昭和30年代)には、しばしば停電が起こり、ろうそくを灯して食事をしたりすることがよくありました。不便さを感じるよりも、むしろワクワクして楽しかった記憶があります。

 時には電気を消して、ゆっくり考える時間をとり、まずは出来ることからはじめてみてはどうでしょうか。(平成19年1月9日記す)

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