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「生長の家」では、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)を削減するためのさまざまな取り組みを行っています。なかでも、長崎県西海市にある生長の家総本山の太陽光発電システムは、NEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)との共同研究として、2001年2月に稼動して以来6年の実績を有しています。共同研究が終わり、次のステップを目指す取り組みを取材しました。

続々と導入されている太陽光発電

 総本山の太陽光発電は一日平均360キロワット、平均的な家庭の34軒分の消費電力を生み出しています。年間発電量は13万キロワットで、これは総本山全体の電力使用量の約14%に相当します。

 稼動から6年間での総発電量は92万キロワットに達し、火力発電所で発電した場合に排出されるCO2 630トンを削減したことになります。

 生長の家の太陽光発電への取り組みは総本山だけではありません。2000年にはじめて太陽光発電を導入して以来、全国の練成道場、教化部(布教・伝道の拠点)などで続々と太陽光発電装置を導入しています。2007年3月現在では、太陽光発電を導入した生長の家の事業所は合計47ヵ所、その総発電容量は1150・8キロワットに達しています。

 しかし、これで取り組みが終わったわけではありません。生長の家が認証取得している環境マネジメントシステムの国際規格「ISO14001」(注)では、継続的な改善が求められています。つまり「ここまで達成したからもう十分」ということはないのです。常に次のステップをどうするか検討が続けられています。

移動時のCO2もゼロに!

 総本山の今後の取り組みについて庶務部長代行の脇濱芳章さんに話を聞きました。
「総本山では年間を通じて“CO2排出ゼロ"を目指し、継続的にさまざまな取り組みを行っています。約80人の職員が働き、練成会に年間約1万1千人が訪れる総本山の年間CO2排出量は710万トンあります。総本山は238ヘクタールもの森林を有しており、ある試算では、総本山から排出されているCO2をすべて吸収しているという計算も成り立っています。しかし、不明な点もあり、今後は調査を進めるとともに、適度な間伐を行うなどの育成・管理を行い、CO2吸収率のアップを目指します」

 しかし、総本山が考えているのはそれだけではない。

「総本山へは年間10回開催の団体参拝練成会(教区ごとに受ける練成会)をはじめとする多数の来山者があり、その移動時に発生するCO2も削減・相殺することを目標にしています」

 つまり、総本山に訪れる人々が利用する自動車・電車・航空機などによって排出されるCO2についても、最終的に“ゼロ"にしてしまおうというのです。

「それを実現するために、太陽光発電だけではなく風力・地熱・バイオマスなど、総本山の立地条件に最も適した方法は何なのか、さまざまな可能性を探っています」
 
ソーラー給湯システムも併用

 総本山のCO2削減への取り組みのもうひとつは、ソーラー給湯システムです。これは、もともと太陽光発電パネルに先立って1981年に設置されたもので、その架台に太陽光パネルが設置されたため、現在は練成道場の屋上に移設されています。

 そのしくみは張り巡らされた直径10センチのガラス管に少量ずつ給水し、太陽の熱で暖めるというもので、夏には最高で80度、冬でも晴れた日には30度に達します。

 これに温度に応じて加水や加熱をして、道場各所の洗面所や浴室に給湯されます。このシステムの導入によって、以前に比べて灯油の使用量が夏には2分の1、春と秋には3分の2で済むようになりました。このほかに徹底した省エネや木炭などのバイオマス利用(前回紹介しました)にも取り組み、CO2の削減に取り組んでいます。

 今地球では、CO2の排出が増大し続け、温暖化が進行しています。生長の家では未来に「美しい地球」を残すためにあらゆる活動を行うことをその「環境方針」に掲げています。そして、石油などの化石燃料の消費をできるだけ減らし、持続可能な社会を築くため、常に新たな可能性を探りながら取り組みを続けているのです。(平成19年3月14日記す)

*国際標準化機構(ISO)が認定した環境マネジメントシステムの国際規格。生長の家は2001年に宗教法人として日本ではじめて(おそらく世界でも)認証取得している。


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